はじめに
こちらでは、2級ボイラー技士の資格試験ついて説明します。
ボイラー技士とは
ボイラー技士とはボイラー技士とは、ボイラーの取り扱い、点検、安全管理を行うことができる資格です。ボイラーにて高温の蒸気や温水を作り、そのエネルギーを活用して施設内の機器を動かしたり、お湯を供給します。ボイラー(小規模・小型ボイラーを除く)は、ボイラー技士の免許を受けた者でなければ、取り扱うことができません。また、取り扱うボイラーの規模によって二級ボイラー技士・一級ボイラー技士・特級ボイラー技士と必要な免状が異なっています。ボイラー技士は主にホテルや病院や商業施設、オフォスビルなどのビル管理業務や工場勤務で活躍されています。
2級ボイラー技士の免状取得方法について
2級ボイラー技士の免許取得には学科試験に合格するだけでなく、実務経験が必要です。実務経験が無い場合は以下の2つの方法があります。
①ボイラー実技講習を受講(3日間で合計20時間) ②ボイラー取扱技能講習を受講し4ヶ月の実務経験(ボイラーの実務経験が可能である場合) |
詳細は、以下の2つのホームページにて確認して下さい。
・一般社団法人 日本ボイラ協会のホームページ
https://www.jbanet.or.jp/license/training/skill
・CIC日本建設情報センターのホームページ
試験日程
詳細は公益財団法人 安全衛生技術試験協会のサイトより確認出来ます。
https://www.exam.or.jp/exmn/H_nittei122.htm
合格までの勉強時間・期間
資格試験は、資格の関連業務等に携わっているなど人によって受験難易度・勉強時間は異なるでしょう。インターネット上では危険物取扱者などを取得している場合は、50時間程度。関連資格を保有していない場合は80時間程度という記載や全く知識がない初学者では100〜200時間ほど勉強が必要であると情報にもムラがみられています。現実的には勉強しながら進行具合にあわせて、学習スケジュールを調整していくという形になると思います。初学の方であれば、スケジュールの起動修正を踏まえて2ヵ月半~3ヵ月前からゆとりを持って学習に取り組むとよいかと思います。
・資格に関連した業務の実績なし。 ・危険物取扱者乙4を取得済。「燃料および燃焼に関する知識」の科目は幾分知識あり。 ・働きながら勉強。 ・免除科目なし(そもそも、2級ボイラー技士の学科試験に免除科目なし)。 |
第二種電気工事士の勉強時間について、私は上記の条件で勉強時間は1日1時間~2時間(休みの日はもう少し勉強していたかも)で約2ヵ月程度となっています。
試験科目、試験の出題形式について
学科試験
2級ボイラー技士の試験では以下の4科目があります。
・ボイラーの構造に関する知識 ・ボイラーの取扱いに関する知識 ・燃料及び燃焼に関する知識 ・関係法令 |
出題形式
5肢択一式のマークシート方式
詳細は公益財団法人 安全衛生技術試験協会のサイトより確認出来ます。
https://www.exam.or.jp/exmn/H_shikaku122.htm
受験費用 R6年10月現在
8800円
試験免除について
免除科目なし。
合格基準について
学科試験の合格基準は以下となっています。
・各科目の得点が40%以上かつ4科目の合計点60%以上。
合格率について
合格率については以下となっています。
2級ボイラー技士の合格率は54.7%(令和5年度)です。 公益財団法人 安全衛生技術試験協会の情報にて以下より確認出来ます。 https://www.exam.or.jp/exmn/H_gokakuritsu.htm |
受験者の約半分が合格する聞いて、油断してはいけません。視点を変えてみると受験生の半分は不合格になっているという事です。2級ボイラー技士の試験は1ヵ月に1回のペースで実施されています。データ上では「初受験で合格」で何%合格したのかは記載されておらず、不明となっています。合格者の中には数回受験しましたという人も割といるのではと考えています。バタバタで一夜漬けとかでなく、コツコツと勉強すれば結果が出せる試験です。
管理者のつぶやき
2級ボイラー技士試験は過去問題中心として、しっかり勉強すれば大丈夫!