第二種 電気工事士

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はじめに

こちらでは、第二種 電気工事士の資格試験について説明します。

電気工事士とは

電気工事士とは、電気設備の工事や取扱いに必要な資格です。

第一種と第二種の2種類があり、資格によって以下のように作業範囲が異なります。

第一種:第二種の範囲と最大電力500kw未満の工場、ビルなどの工事が可能。
第二種:一般住宅や店舗などの600V以下で受電する設備の工事が可能。

ビルメン4点セット(第二種電気工事士、2級ボイラー技士、第三種冷凍機械責任者、危険物取扱者乙種4類)の1つとして、ビルメンとして働くために必要な代表的な資格とされています。

電気工事士は主に電気工事会社やビル管理会社・メンテナンスなどで勤務されています。

試験日程

詳細は一般財団法人 電気技術者試験センターのホームページにて確認出来ます。

https://www.shiken.or.jp/schedule/index.html

合格までの勉強時間・期間

資格試験は、資格の関連業務等に携わっているなど人によって受験難易度・勉強時間は異なるでしょう。インターネット上では1ヵ月未満で合格可能。知識もなく初学では100~200時間程度の勉強時間が必要と記載されており、情報に大きくムラがみられます。現実的には勉強しながら進行具合にあわせて、学習スケジュールを調整していくという形になると思います。初学の方であれば、スケジュールの起動修正を踏まえて2~3ヵ月前から学習に取り組むとよいかと思います(学科試験では電気の計算問題があり人によっては苦手意識を持たれている方もいると思います苦手という方は3ヵ月程度余裕をもって学習を進めた方がよいです)。

・資格に関連した業務の実績なし。
・化学や数学の苦手意識なし。
・働きながら勉強。
・免除なし。

第二種電気工事士の勉強時間について、私は上記の条件で勉強時間は1日2時間(休みの日はもっと勉強していたかも)で約2ヵ月程度となっています。技能試験の勉強期間は1ヵ月未満くらいでしたが、大体毎日1時間~2時間は取り組んでいました。

試験科目、試験の出題形式について

筆記試験(CBT方式も選択可能です)。

筆記試験は、各県の試験会場で受験する事が出来ます。また2023年よりCBT方式といって、受験会場ではなくパソコン端末を使い全国の定められた会場で受験できる試験制度が導入されました。受験者はどちらで筆記試験を受けるか選択する事ができます。

CBTで受験するメリットとしては、複数の日程と時間帯を選択できるようになるといった事があります。デメリットとしては試験問題を持ち帰る事が出来ない(試験会場で受けた際は問題を持ち帰る事が可能)ので解答速報などみて答え合わせが出来ないといった事があります。

●試験科目

・電気に関する基礎理論
・配電理論及び配線設計
・電気機器、配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
・電気工事の施工方法
・一般用電気工作物等の検査方法
・配線図
・一般用電気工作物等の保安に関する法令

●出題形式

4肢択一式のマークシート方式

※学科試験の合格者は、別日に技能(実技)試験があります。

技能(実技)試験

学科試験の合格者と学科試験免除者に対して、下記の事項の全部又は一部について行われます。技能試験は、作業用工具を持参し、配線図で与えられた問題を支給される材料で、一定時間内に完成させるものです。

●実技試験内容

・電線の接続
・配線工事
・電気機器及び配線器具の設置
・電気機器
・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具の使用方法
・コード及びキャブタイヤケーブルの取付け
・接地工事
・電流、電圧、電力及び電気抵抗の測定
・一般用電気工作物等の検査
・一般用電気工作物等の故障箇所の修理

詳細は一般財団法人 電気技術者試験センターのホームページにて確認出来ます。

https://www.shiken.or.jp/examination/e-construction02.html#a

受験費用について R6年10月現在

下記の料金は、学科試験料(実技試験料込)となっています。

※学科試験の免除にて実技試験のみの場合も同様です。

電子申請9300円

郵便申し込み9600円

合格基準について

・学科試験が60点以上

・技能試験は欠陥なく候補問題を施工

合格率について

合格率については、以下となっています。

第2種 電気工事士の学科試験 合格率は58~60%                   
技能試験 合格率は71% 一般財団法人 電気技術者試験センター情報にて確認出来ます。
●学科試験
https://www.shiken.or.jp/press/denkou/denkou2/r06/2024_K_kamikihikki_843687.pdf
●技能試験
https://www.shiken.or.jp/press/denkou/denkou2/r06/2024_K_kamikiginou_54856.pdf

合格率6割と聞いて、油断してはいけません。基本的に一夜漬けの勉強でとれる資格ではないという事だけは忘れないでください。上記でも述べましたが、受験者によって難易度はかなりムラがある試験と言えます。電気関連に苦手意識がある方でもしっかり勉強すれば結果が出せる試験といえます。

おすすめ教材について

基本、最新のテキスト本を使用するようにしましょう!!

(法改正や直近の試験対策が網羅されている事があります)。

テキスト本は最新版を購入し、本に消せないような書き込みはせず勉強して、合格後はフリマサイトで売るという方法が良いかと思います。それでコストを抑える事が出来ます。

テキスト本選びは重要です!!

資格試験において知識を身につける主たるものはテキスト本となります。

資格に記載されていない知識が問題として出題された場合は詰んでしまう可能性が高いです(試験においては全く目にしたことも内容な問題が出る事もありますが)。

勉強はしたはずなのに自身のテキスト本には記載がなく、他のものでは網羅されていたという事があっては最悪ですよね(各出版社も毎年、色々と対策をしているとは思いますが)。

私がオススメするテキスト本を紹介しておきます。基本的に第2種電気工事士の受験において、メインの資格本は以下の➀で大丈夫です。過去問は②インターネット上にてダウンロード取得するか、③を使用しましょう。筆記試験に合格した後は実技試験があるので④を購入して勉強する形となります。

※筆記試験の合格がインターネット上で発表してから購入しても期間的には問題ありません。

テキスト本

➀2024年版 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士 学科試験すい~っと合格

過去問

下記の注意事項を確認しましょう!!

②一般財団法人 電気技術者試験センターのホームページにてダウンロード可能です(問題・解説あり)

ちゃんと上記の注意事項を確認した上で活用しましょう!!

https://www.shiken.or.jp/construction/second/qa

③すい~っと合格赤のハンディ ぜんぶ解くべし!第2種電気工事士 学科過去問2024

技能(実技)試験対策

④ホーザン(HOZAN) 電気工事士技能試験工具セット 基本工具+P-958VVFストリッパー DK-28 &ホーザン(HOZAN) 第二種電気工事士技能試験 練習用部材 DK-51 1回セット ハンドブック付 

R6年32147円(Amazonのセールにて30000を若干切ることもあります※物価高にて変動する可能性あり)。

電気工事士の試験は上期と下期に分けて年に2回実施されます。上半期に受験される方は最新版を購入し、テキスト本に書き込みはせず勉強して、合格後はフリマサイトで売るっていうのが良いかと思います。それでコストはだいぶ抑えられると思います。

管理者のつぶやき

電気工事士の取得は割とお金がかかる!職業訓練校などでは道具等の貸し出しもあると聞きます。コストを抑えたいなら良いかも!筆記や技能試験は独学でも問題なし。

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この記事を書いた人

ブログ管理者の「KIMIKUMA」です。
仕事の業種と関係なくゼロの知識から参考書を片手に独学で資格を取得しました。色々な資格取得での自らの体験記をもとにした勉強方法を発信中です。資格取得を目指す方の為になれるように頑張ります。
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