効率の良い学習方法

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はじめに

こちらでは、資格試験をやる上で効率の良い学習方法について一般的に言われているもの、私が実践してきたオススメの学習方法について説明します。

もちろん、人によって勉強の仕方は多少異なってくると思います。

自身によってどのようなやり方が良いのかという点についてですが、以下の①~③の要綱を全て満たしているのであれば、一番ベストなやり方という事です。

①自身のやり方が確立している。
②継続して実施出来ている。
③成果(合格)出来ている。

どのような勉強方法が良いか悩んでいる方は以下を一読して参考にして頂けると幸いです。

復習を定期的にやる

「エビングハウスの忘却曲線」というものがあります。心理学者のヘルマン・エビングハウスにより提唱されたものです。

人に「意味を持たない単語(子音・母音・子音の組み合わせ)」を覚えてもらい、人が一度覚えたことを再度覚えるためにかかる時間をどれぐらい節約できるか(節約率)を研究したものとなっています。この研究がそのまま、資格試験に当てはまるかというと必ずしもそうだとは言えない部分はあると思いますが、よく学習指標の参考の1つとして挙げられる内容です。

例えば、初めて学習して覚えるのに10分かかったものを、2回目の学習では6分で出来た!となれば4分(4割)の節約となる訳です。研究結果よりまとめたものが以下の表となっています。

※記憶して20分後に復習すると、初めて学習して覚えた時間の58%短い時間で覚える事が出来るというものです。

人は忘れる生き物なので、復習(思い出したり等のアウトプット)しないと次第に忘れていきます。復習期間が短いと記憶するまでの時間が短くて済むので、こまめに振り返りをする事が大事です。しかしながら毎、試験科目の内容全てを毎度振り返る事は出来ないと思いますので、苦手な部分や忘れやすい部分をピックアップしてまとめて繰り返し復習をするといった方法が良いでしょう。

・エビングハウスの忘却曲線について、詳しく知りたい方は以下の動画を視聴して下さい。


YouTube動画:「アクティブ・エデュケーション【創業35年のIT企業】」より

やみくもに苦手問題を反復するのではなく、何が理解出来ていないのかを把握する

学習を進めていくと問題によって「すぐ出来るもの」、「数回の反復学習で出来るもの」、「まったく意味が分からないもの」と分かれてくると思います。

どうして、そうなるのでしょう?

結論を言うと内容をイメージ出来ているかどうかという事が重要なポイントです。

例えば、短時間で数行程度の外国語の文章をみて内容を覚えてくださいと言われると難しいと思います。一方で、それが日本語の文章だったら一語一句完璧にとは言わずとも、概ね出来るのではないでしょうか。

「書いている事が理解できない」と「イメージとして取り込めない」。その結果、「単純の暗記作業」となり記憶の定着が低下するといった様になります。

何度やっても、出来ない問題があった際はどこが理解出来ていないのかを考える様にしましょう!問題に出てくる単語を調べて意味を理解するだけでも、問題が解けるようになる事があります。逆に問題の意味は良く分からないが、「なんとなく正解した」、「問題の正解を覚えた」という場合は本試験で見たことない語句があるなど、ニュアンスを変えた問題が出ると対応出来なくなる事がある為、注意が必要です(余談ですが、資格試験では全ての問題が出来なくても合格点に達していれば問題がないので思い切って捨てるという決断も手段の一つではあります)。

「まったく意味が分からないもの」から「数回の反復学習で出来るもの」へ。そして最終的には「すぐ出来るもの」に1ステップずつ理解度を高めて学習を進めていきましょう!

暗記作業の軽減(覚える作業を極力減らす)。

人によって個人差はあると思いますが、暗記には限界があります。こちらでは、暗記作業を軽減するテクニックを紹介します。

①長い語句などは略して覚える。

マーク式の試験においては、一語一句覚えていなくても問題が理解出来て解答する事が出来ればよいので物の名前などの語句は略して覚えるもの一つのテクニックです。

②イメージとして覚える

文章で覚えるのではなく、画像などを組み合わせて「絵」として覚えるのも一つのテクニックです。

例えば、「太郎さんが育てていた植物は、夏に二輪の鮮やかな黄色の花を咲かせました」という文章があるとします。

上記の文章では「誰が」、「いつ」、「なにが」、「どのような」、「どうなった」と情報量が多く一瞬で覚えるのは大変です。それを以下の「絵」として捉えるとどうでしょうか?

ある程度は覚える事が出来るかと思います。

人は情報の80%を視覚から得ていると言われています。文章を読んで頭の中でイメージさせる作業というのは、その人の経験値や理解度にも大きく影響しますし、非常に大変な作業です。その大変な作業を取り払って視覚からダイレクトに入れよう!という訳です。

③毎日、目にするようにする(トイレや机から見えるところの壁に貼り付けるなど)

記憶の定着には反復学習が重要です。確認する為にいちいち、ノートやテキストを開くのは手間がかかりますよね。

というか、まず勉強に取り掛かるという事自体にハードルがあります・・

物事は毎日視界に入れる事で覚えようとしていなくても、ある程度は自動的に頭に入るようになっています。A4用紙にビッシリ書いている文章だと読むという作業が必要になってくるので、②のテクニックと併用して活用すると有効です。

もし、どうしても文章でするならA4用紙に5~10程度の内容であまり紙面ギッシリにならない様にしたらよいでしょう(私は覚えにくいもの等はバインダーに挟んで車に置いてます)。

④覚えるポイント(学習ポイント)を把握する

テキストを1ページから、ガッツリ勉強するという方法は非効率的な方法です。テキスト本に記載されている内容すべてが受験に出題される訳ではありません。

テキスト本は書いている内容を分かりやすく説明する為、言葉足らずにならない様にする為に文章のボリュームが多くなっています。

資格試験の本試験において基本的な幹の部分は過去問です。

目指す資格によっては過去問とまったく同じ問題が出題される事があります。しかしながら、資格試験のほとんどは過去問と全く同じ問題という訳ではなく、問われている部分は過去問と同じではあるが、選択肢や一部の語句が違うものに変わっていたりするという事があります。

ですので、過去問を周回するだけで終わるのではなく、問われている部分についてはテキスト本でしっかり確認するようにしておいてください。

また、本試験の問題の中には過去問やテキスト本に記載されていない内容も出題される事があります。ですが、合格点を取る分には過去問ベースで大丈夫です(ただし、過去問の正答率は9~10割程度にしておくこと)。

まとめ

「効率よく学習を進めていく方法」として話をしてきました。

しばらく受験をしてない。資格取得の勉強ってどうしたらよい?と悩まれている方は参考にして下さい。万が一、勉強方法が合わないと感じた場合は早めに切り替えて他の方法を試してみて下さい。

すでに独自の勉強スタイルが確立している場合は自身のやり方の方が良いでしょう。

私はこの様な勉強方法が良かった!といった「オススメの方法」や「こんな理由で勉強につまずいた」などの情報があれば管理人まで連絡下さい♪他の方にも有益な情報は共有出来たらと思います。

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この記事を書いた人

ブログ管理者の「KIMIKUMA」です。
仕事の業種と関係なくゼロの知識から参考書を片手に独学で資格を取得しました。色々な資格取得での自らの体験記をもとにした勉強方法を発信中です。資格取得を目指す方の為になれるように頑張ります。
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